ESP32(WROOM-32)のファームウェアを更新

ESP32(WROOM-32)のファームウェアを更新

ESP32(WROOM-32)のファームウェアを更新

WiFiとBluetoothが使えるESP32(WROOM-32)にプログラムを書いて実験した後にATコマンドでの動作も確認できるように、ATコマンドファームウェアの書き換えを行ってみました。

使用したWROOM-32は2018/2にAmazonで購入した”KKHMF ESP32 ESP-32S NodeMCU開発ボード”で、参考にしたのはスイッチサイエンスさんのサイトです。
PCとの接続はUSBケーブルで、COMポートはデバイスマネージャで確認し、今回はCOM9でした。

まずは​ESPRESSIF社のダウンロードサイト”Tools”からFlash Download Tools(ESP8266 & ESP32)をダウンロードし、Eドライブの直下に解凍しました。
*日本語のフォルダーが途中に含まれている深い階層のフォルダーを使って解凍したら、実行時にエラーになりましたが、Eドライブの直下に解凍して実行するとエラーは出ませんでした。

次に同じく​ESPRESSIF社のダウンロードサイト”AT”(https://www.espressif.com/en/support/download/at)からESP32-WROOM-32 AT Bin V1.1.2をダウンロードし、ダウンロードディレクトリに解凍。

E:\FLASH_DOWNLOAD_TOOLS_V3.6.3の中にあるESPFlashDownloadTool_v3.6.3.exeを右クリックして管理者として実行するとデバイス選択画面が表示されます。(コマンドプロンプトの画面も表示されていますが無視しておきます。)

ESP32 DownloadTool”をクリックすると書き込みの設定画面が表示されますので、書き込むファイルとアドレス等を設定します。

設定するファイル名とアドレス情報はダウンロードしたESP32-WROOM-32 AT Bin V1.1.2フォルダの中にあるdownload.configファイルに書かれていますのでメモ帳で開いて確認します。customized関係の設定情報は使いませんでした。

ファイルとアドレスを入力したら書き込むファイルにチェックを入れ、COM(今回はCOM9)とBAUD(115200)も設定します。

設定ができたらKKHMF ESP32 ESP-32S NodeMCU開発ボードのBOOTスイッチを押しながらENスイッチを1回押してからBOOTスイッチを離し、その後設定画面のSTARTボタンをクリックします。

書き込みが始まります。

FINISHと表示されたら書き込み完了です。

書き込み完了後の確認はKKHMF ESP32 ESP-32S NodeMCU開発ボードのTx2,Rx2端子を使用し、シリアルUSB変換器でPCに接続して行います。

ArduinoIDEのシリアルモニタを使ってAT+GMRと送信すると書き込まれたファームウェアの情報が出力され、無事に更新されたことが確認できました。